今日のなるじばなし

今さらこんな話、誰も読まないからこそ書く。そんな感じです。

世界の〇〇

私、医療系の会社に勤めております。


手術で使うものを売ってまして、毎日のように手術に立ち会い、外からアドバイスをしたりなんかしております。


そんなことで、ここ数年かなり増えてきた医療系のテレビ番組、いわゆるスーパードクターなどを見て思うことが多々あります。


番組では世界でこの手術ができるのは〇〇先生ただ1人!などということがよくあります。確かに天才的に手術が上手い先生はいくらでもいるので、それが正しいこともあります。


しかし、逆に天才を通り越して奇才な先生がやっている世界で唯一の手術のやり方もあります。これはこれで周りから見れば今のところ結果オーライで、だれもやりたがらないから世界でただ1人となっていることもあるのです。


そうなるともはや、世界の〇〇先生から〇〇先生の世界となってしまうのです。


手術のやり方はだれがやっても同じようにいい結果がでるように考えてつくりあげる、再現可能な科学じゃなきゃいけない。とある先生に言われたことがあります。

まさにその通りだなとああいう番組を見ていて思います。