オグリキャップ

私は年に数回競馬に行く程度の競馬ファンですが、そうなったきっかけはオグリキャップです。

オグリキャップのことは競馬を始めたときはあまり知らなかったのですが、オグリキャップが亡くなった年の有馬記念という年末の大レースでとても感動的な風景を見たことは今でも忘れられません。

その日はただ普通に競馬をやりに行っただけだったのでレースが終わったら帰ろうと思っていましたが、レース後にオグリキャップの追悼イベントがあるというので残ってスタンドに座っていました。

追悼イベントはオグリキャップの最終レースになった有馬記念をデッカいオーロラビジョンに映すというものでした。

レース前の場面から始まった映像にスタンドからヤジが飛びました。それはオグリキャップへの応援ではなく、その時のレースに実際に起こったであろう他の馬や騎手に対するヤジでした。

もうそのレースが実際に行われてから10年以上経っているのにその当時の馬、騎手を覚えていてヤジが飛ばせる。競馬ってそんなにアツくなれるものなのかと。

映像がレースに入ってもリアリティのある歓声をおくる競馬ファンの熱気には心が震えました。

このイベントがきっかけでいつか私にも記憶に残り続ける馬、レースが見たいと思い、競馬を続けるようになりました。

テレビではたまにオグリキャップの最終レースがでてきますが、私にはこの追悼イベントが今でも心に残っています。