今日のなるじばなし

今さらこんな話、誰も読まないからこそ書く。そんな感じです。

加賀百万石の魅力とミステリー

昨日は石川県で仕事。

 

何回かこのブログで書きましたが私は石川県が大好きです。

 

これは理由が一つありまして、もう10年以上前に初めて石川県に旅行に行ったときの景色が忘れられないのと、その時に乗っていた電車で起きた不思議体験があったからです。

 

石川県に七尾市という街がありまして、その日は七尾から金沢に向かう電車に乗っていました。

時間は夕方、ボックス席から外の景色を眺めていました。窓の外には一面の田んぼ、9月の頭だったので稲刈り直前で夕日に照らされた稲が黄金色に光っていたのを覚えています。

 

そういう景色は田舎に行くとありがちではありますが、そこは加賀百万石と呼ばれた石川県、しばらくの間その景色が続くのです。

それを見た私は心奪われ、また来年も来ようと思ったものでした。

 

さらにもう一つ、これが私の心に引っかかり続けていることですがその電車は全く混んでいなかったのですが、途中で乗ってきた女子高生3人が何故か私が座っていたボックス席に座ってきたのです。

 

え?と思いながら周りを見渡しても、いくらでも座るところはあります。

最初、石川県にはそういう席をつめるという文化があるのかと思っていましたが次の駅で乗って来た人たちは普通にバラバラに席に座って行きます。

 

なんだこれはと思いながらその女子高生たちは私のことはお構いなしにおしゃべりを続けています。

 

そこから何駅か過ぎるまでその状況が続き私の心は乱れに乱れました。そしてその子たちは何事もなかったかのように降りて行きました。

 

私はこの不思議な体験が稲穂の景色と同じぐらいインパクトがありその謎はいつまでもとけないでしょうが、私の思い出として強く残っています。

 

そこから何度も石川県に行っていますが、色々な新しい景色を見て、新しい経験をしていますがあの最初に見た景色と得た経験は私の心を離さないのです。